Ｖ予備校 | 日記 | 入学式の常識・非常識

近年、各学校の入学式が世間を騒がせているようです。
今年度の話題で言うと、まずはH大学で特殊な衣装で出席し、入場を断られた学生。
これは…正直言うと微妙なラインですね。入学式は真面目に、卒業式はおふざけというのが大学の常識と考えると、最初から飛ばしすぎましたね、というぐらいです。
古い例で言うと、デーモン小暮はあの衣装で大学の卒業式に出席したそうですから、TPOを守ることを学ぶいい機会になったのではないでしょうか？

次にT大の入学式。こちらは今話題の判定が微妙な論文について、「コピペ禁止」の明言をしました。非常に扱いが難しい問題なので、いかんともし難いですね。なぜなら、文学系の研究論文では、大量の引用が必要となるため、言い過ぎるとある学部の研究そのものが全て無効になります。あの騒動は、何か釈然としない思いで見守っていますが、何かと世間を騒がせていますね。

そして最後に、息子の入学式に出席するために職場の入学式を欠席した担任教師の問題について。善悪を問う気は全くないのですが、一つ問うてみたいことがあります。

子どもが自転車に乗ることができるためには、大人の介添えや補助輪が必要です。乗れるようになるまで、しばらく付き合って上げなければならない。そう認識しています。
まずは三輪車で慣らし、次に補助輪つきの自転車、次いでその補助輪を一つずつ外していき、大人が後部の荷台から手を離し、一人で運転できる。雨の日には傘又は雨具を利用し、更には道順や行き先へのルート、所要時間まで計算し、時間内に用事を済ませるに至るまで、ここまでできて初めて自転車を「乗りこなせる」ことになると思います。

子どもが、「大人になるための補助輪」も外し方、外す時期を間違えると、いつまでたっても自転車に乗れないままかもしれませんね。勿論、まだ外す時期ではないと判断されての行動だとしたら、仕方がないのかもしれませんが。職業倫理には反しますが。
それではまた。