中学受験から大学受験まで。地域の頼れる塾を心がけています!!
2025/03/01
3/1 春期講習受付開始
2024/10/04
日記 「電話回線の件」についてのお詫び 更新
2024/10/04
秋期講習 受付中
以前、生徒にこんな質問を受けたことがあります。
「大学に行ったほうがいいのか、専門に行ったほうがいいのかわからない」
この生徒は進学校に通い、部活を三年間真面目に行い、高校三年生になり再入学した生徒です。志望は医療技術系で、将来その傾向の職業に就きたいと。
この受験生の悩みの背景には、医療技術科や看護科を設置する大学が増えてきたということがあげられます。これは医療系、看護系に限定される話ではありません。栄養や観光方面も大学の学科に組み込まれつつあります。
更に、もう一つの問題提起がなされます。2~3年で学べるものを、何故4年間かけてやらなければならないのか?
受験生にはさまざまなタイプがいます。しかし職業観に限って言えば大きく分けて3タイプ。
「何も考えていない・何とかなる」か「今すぐ自立したい」か「特定の職業にしかなりたくない」の三つです。大半が「何も考えていない」に分類されてしまうのですが、その受験生はどちらかというと自立傾向だったわけです。
大学は、4年間かけてコミュニケーション能力や社会適応能力、それに人間性も学べる環境です。ゆっくり大人になるには最適かもしれません。専門学校はそういう幅をカットし、資格の取得のみを追及するところです。急いで大人になるにはいいかもしれません。そう、答えてあげました。
決めるのは、本人です。考えるのも、本人です。しかし、導いてあげることができるのは、周りの大人しかできません。そんな子どもの支え方をこれからもしていきたいと考えます。